お知らせ
美容鍼 ~脂性肌編~
これから乾燥する季節ということで
乾燥肌にフォーカスしたブログを書きました。
今回はその中で出てきた
【脂性肌】オイリースキンにフォーカスしたいと思います。
そもそも【脂性肌】とは？
乾燥肌と真逆と思いがちですが、そうではありません。
皮脂腺から分泌される皮脂の量と角層の水分量が多く
皮膚が脂っぽくなった状態のことを言います。
脂性肌でも乾燥している場合もあり
そのケースは【脂性乾燥肌】(オイリードライ肌)と言います。
脂性肌の特徴として、顔の中心や鼻筋が特に皮脂量が多く
ニキビや吹き出物ができやすく、毛穴が比較的大きいなどがあります。
「男性ホルモン」特に「テストステロン」や
ステロイドの一種である「アンドロゲン」が皮脂腺を増やしたり
皮脂の合成をしているのですが
ストレスや遺伝的要因によって皮脂腺が多く作られすぎたり
過剰に分泌されてしまいます。
このホルモンが多く分泌されるのが
思春期と30代後半～40代の2度あります。
ではなぜ脂性肌になってしまうのでしょうか？
様々な要因が考えられますが、多いものとしては
・偏った食生活
・生活習慣によるホルモンの乱れ
・間違ったスキンケア
が考えられます。
食生活では、やはり脂の多いものを好んで食べると
皮脂の生成が多くなります。
特に飽和脂肪酸の多いバターやラード
肉類、ショートニングは摂りすぎない様に気を付けて下さい。
飽和脂肪酸は融点が高いため
皮脂腺から排泄されると毛穴詰まりの原因になります。
魚の脂はサラサラしているため摂取しても問題ないですし
「肌を保護する」皮脂本来の役割をしてくれるためオススメです。
生活習慣で言えば、睡眠不足や運動不足、ストレスなどを
改善できるものから見直していけると良いです。
そしてスキンケア。
過剰なスキンケアで必要な皮脂まで落としてしまうと
肌を保護するバリアをなくしてしまうため
身体が「もっと作らなきゃ！」と反応してしまいます。
皮脂もある程度は必要なことは覚えておきましょう。
表面の皮脂がなくなると
内側の水分を表面に出してしまうため
インナードライ肌になってしまいます。
インナードライ肌についてはまた今度～
それでは、どうしたら脂性肌を防げるのでしょうか？
ポイントは3つ！
・皮脂を取りすぎない
・洗顔は優しく丁寧に
・保湿をしっかりと
です。
とにかく優しく丁寧に洗顔し、保湿をメインに肌に必要な成分を補給してあげます。
油分の少ないものが好ましいですが、特にアルコールの入ったものは
水分を飛ばして乾燥させてしまうため避けた方がベターです。
美容鍼をすると・・・
自律神経にアプローチして上記にあげたホルモンのバランスを整えてあげます。
また、顔周りの鍼で皮脂腺を刺激し分泌を抑制したり
皮脂と雑菌によって起こった炎症(ニキビ)を抑えてあげられる期待が出来ます。
東洋医学として考えると脂性肌は
脾胃の機能低下によって「痰湿・たんしつ」(過剰な水分の停滞)や
「湿熱・しつねつ」(湿と熱の停滞)が生まれたり、
過食や脂質や糖質の多いもの、アルコール類の摂りすぎにより
痰湿を身体の中に長期にわたって溜め込むと熱化して
顔から漏れ出したり吹き出るものとして考えられます。
また、五臓六腑の中でも特に「肝」はストレスの影響を受けやすいため
「肝鬱気滞・かんうつきたい」(肝の機能低下による気の停滞)を起こし
全身を巡る気が滞ってホルモンバランスを崩してしまうことも
原因として考えられます。
そのため、顔の鍼だけでなく
・脾胃や肝を補うこと
・「補血」や「補陰」をする
・「熱」を取り除く(または下げる)
ような身体の鍼をしてあげることも大切です。
普段の食事では上記で書いたように
飽和脂肪酸の多い食材はなるべく避けるとともに
リンゴや柿などの果物で解熱をしてあげたり
ごぼうや春雨、ハト麦などで解毒や去痰をすると
より効果が期待出来ます。
スープや煮物にすると食べやすいですし
デザートにケーキなどのスイーツではなく
カットフルーツにしてみると良いですね。
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