お知らせ
交通事故による後遺症
というネットニュースを見ました。
なんでも、自動ブレーキシステムの向上によって
事故が年々減少傾向にあるそうです。
それでも起きてしまう交通事故。
2018年では約43万件も発生したそうです。
今回は交通事故による後遺症について
鍼灸マッサージでどう施術するのかお話したいと思います。
まず後遺症にはどんなものがあるのか？
非常に多く代表的なものが【むち打ち】です。
むち打ちは、頸椎に衝撃を受けて損傷することによって発症します。
首の痛みやしびれ、肩や背中のコリ、腕の痛みなどが主ですが、
頭痛や耳鳴り、めまいや吐き気などを伴う場合もあります。
事故の状況や被害者の年齢・体質などによっても
発生する症状の内容や程度が変わってきます。
むち打ちの治療を行うときには、頸椎を動かさずに安静にして
時間をおくことが基本です。急性期を過ぎたらリハビリなども開始して、
治癒を目指します。
「むち打ち症」という場合、一般的には「頸椎捻挫」
「外傷性頸部症候群」を意味します。
ただし「神経根症状型」・「脊髄型」・「バレ・リユウー症状型」など、
広い意味で「むち打ち」に含めるケースもあります。
これらの症状の場合、ときには非常に重篤な状態になる可能性があるので注意が必要です。
比較的多く見られる症状の1つとして
【低髄液圧症候群】があります。
事故による衝撃で脳や脊髄の「髄液」を包んでいる
「硬膜」が損傷し、内側の髄液が外に漏れ出してしまう症状です。
むち打ち症をきっかけに低髄液圧症候群になるケースもみられます。
起立したときに頭痛やめまいなどが起こるのが典型的な症状です。
低髄液圧症候群は、医学的にも比較的新しい分野であり、診断がつきにくい場合があります。
交通事故発生直後ははっきりせず、時間が経ってから症状に気づいて
低髄液圧症候群と診断されることも度々あります。
交通事故後相当な期間が経過しても起立時の頭痛やめまい、首の痛みや吐き気、視野が狭くなるなどの
症状が収まらなければ、低髄液圧症候群の可能性があるので、一度専門の病院を受診をおすすめします。
この他に、脳が損傷してしまい起きる高次脳機能障害や傷跡が残ってしまう外貌醜状、
腕や脚が無くなってしまったり
変形してしまう上肢・下肢機能障害などがあります。
後遺症に鍼灸？
高次脳機能障害や外貌醜状、上肢・下肢機能障害は正直な所、鍼灸をやって良くなるかは難しいです。
むち打ちや事故が原因の腰痛や頚頚腕の痛みなどは、痛みの原因になっている部位や関連している経絡経穴に
鍼やお灸、マッサージをしてあげることで
痛みの緩和や症状の改善に期待が出来ます。
当院のホームページにも掲載していますが
交通事故に対して自賠責保険等による治療や労災の治療が行えます。
保険会社の担当者から、「鍼灸に自賠責保険は適応されない」と言われ、
治療を断念されていることが報告されていますが、国土交通省・金融庁の
通達文には、鍼灸・マッサージも認められて治療として記載されています。
自賠責保険が適用されると、患者様の負担はなく、交通費・治療日数分の慰謝料も保険会社より支払われます。
鍼灸治療をしたい旨をもし断られましたら
当院から保険会社に直接説明しますのでお気軽にご相談下さい。
軽いケガだと思って放っておくと、後々痛みや痺れなどの支障をきたすケースが少なくありません。
交通事故に遭った場合、一番大事なことは、「早めに治療をすること」です。
後遺症が残らないように適切な治療を受けましょう。
また当院では無料送迎も行っておりますので
移動手段がない、移動したくても痛みが強くて歩けないなどございましたらお気軽にお問合せ下さい。
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